タイ旅行で外せない癒し体験!タイ古式マッサージの魅力とは?

タイ文化

初めてのタイ旅行、グルメも観光もたっぷり楽しみたいですよね。でも実は、旅の疲れをリセットしてくれる“もうひとつの楽しみ”があるんです。それが――「タイ古式マッサージ

タイ古式マッサージとは

タイ古式マッサージ(Nuad Thai)は、タイ伝統医学の治療法のひとつで、指圧、揉みほぐし、圧迫、ストレッチ、引っ張り、温湿布といった多彩な手技が特徴です。

起源はインドにあるとされ、仏教の伝来とともにタイへと伝わったと考えられています。正確な伝来時期は不明ですが、タイの文化や生活習慣に合わせて改良され、今日まで受け継がれてきました。

現在のタイ古式マッサージには、以下のような2つの目的があります:

  • 治療を目的とした施術
     体の不調や痛みに対してアプローチし、回復を促します。
    治療を目的としたタイ古式マッサージは、伝統医学に基づいた施術で、肩こりや腰痛、体のゆがみなどに働きかける本格的な技術です。施術者は国家資格を持ち、専門の医療施設や大学クリニックなどで行われることが一般的。観光向けのマッサージとは違い、症状や体質に応じたケアを受けることができます。
  • 健康維持・癒しを目的とした施術
     血行促進やエネルギーバランスの調整、リラックス効果が期待されます。
    タイ国内の一般的なマッサージ店やスパで提供されている「タイ古式マッサージ」のほとんどは、治療ではなく「健康維持・癒し(リラクゼーション)」を目的とした施術です。

ワット・ポーと伝統知識の継承

バンコクにある名刹ワット・ポーは、タイ古式マッサージの総本山とも言われています。
境内には「ルーシーダットン(仙人体操)」のポーズを表した80体の像と、それぞれの動作に関する詩的な説明文が並んでおり、観光客も自由に見学できます。

また、ワット・ポーにはマッサージスクールも併設されており、世界中から学びに来る生徒も多く、本場の技術と知識が今も受け継がれています。

ルーシーダットンฤาษีดัดตน

世界遺産としての登録

2019年12月12日、ユネスコ(UNESCO)は「Nuad Thai, traditional Thai massage」という名称で、
タイ古式マッサージを無形文化遺産に登録しました。これは、タイにとって大きな誇りであり、世界に認められた伝統文化であることの証です。

タイ古式マッサージを受ける前に知っておきたい注意点

本場のタイ古式マッサージは魅力的ですが、施術をより安心して受けるために、以下の点をチェックしておきましょう。

✅ 体調がすぐれないときは避ける

発熱や重度の筋肉痛、怪我、内臓疾患などがある場合はマッサージを控えるか、事前にスタッフへ相談を。妊娠中の方も、受けられるメニューが限られているため確認が必要です。

✅ 強さは遠慮せずに伝える

タイ古式マッサージはストレッチや指圧が強めに感じられることもあります。「痛い」「弱めがいい」などの希望は、遠慮せずに伝えましょう。多くのセラピストは「strong?」「ok?」と確認してくれます。

✅ 清潔なお店を選ぶ

料金が安すぎる店は衛生面や技術に不安がある場合も。店の外観やレビュー、設備の様子を見てから選ぶと安心です。ホテル併設スパやワット・ポー系の施術者は信頼度が高めです。

✅ チップの文化に備える

タイではチップが習慣となっています。義務ではありませんが、満足した場合は30〜100バーツ程度を渡すと感謝の気持ちが伝わります。

✅ 食後すぐは避ける

満腹状態でのマッサージは不快感の原因になります。食後は最低でも30分〜1時間ほど空けてから受けるのが理想的です。

タイ古式マッサージは、単なるリラクゼーションではなく、長い歴史と知恵に支えられた癒しの技術です。旅の疲れを癒し、心までほぐしてくれる体験は、きっと忘れられない思い出になるはず。タイに行ったら、ぜひ本場のタイ古式マッサージを体験してみてくださいね!

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