ハッピータイランドサワディカー!
皆さん、タイの国獣ってご存知ですか?大型で鼻が長ーい動物です。そう、それは象です!タイ語では『チャーン』といいます。チャーンは長い歴史と文化に深く根付いており、タイの特別なシンボルとして大切にされています。今回はそんなチャーンについてご紹介します。
タイの像の特徴
タイの象は、アジア象のインド亜種(Elephas maximus indicus)に属し、アフリカ象より小柄で耳も小さいのが特徴です。飼育象と野生象の2種類に分けられます。平均寿命は約60歳で、草食性の動物として群れで生活します。群れのリーダーは通常、高齢の雌象が務めます。
タイの象の体高は約2~4メートル、体重は約3,000~5,000キログラム。成長した象は1日に約200キログラムを食べます。雄象には長い牙を持つ「チャーンプライ」と、牙がない「チャーンシードー」がいます。繁殖期には雄象は攻撃的になることがあります。
一方、雌象は「チャーンパン」と呼ばれ、牙はほとんど見られませんが、稀に短い牙を持つものもいます。妊娠期間は約18~22カ月で、通常1回に1頭の子象を産みます。
像の重要性
タイでは古くから象が飼育され、乗り物、木材の運搬、さらには戦争にも利用されてきました。特に南アジアや東南アジアでは象が高貴な動物とされ、象の旗や「象の特徴」を記した文献など、さまざまな象徴として用いられています。
象は伝統行事にも使われ、王の乗り物や威厳を示す存在として重要視されてきました。特に、白象を所有する王は特別な徳を持つ君主とされ、広く尊敬されます。
このように、タイの人々にとって象は特別な存在であり、深い絆で結ばれています。
タイで象を見られるところ
タイで象を見ることができる場所はいくつかあります。象を近くで観察したり、体験できる施設が多いので、いくつかの人気スポットを紹介します。
・Ban Ta Klang Elephant Village スリン県
・Samui Elephant Sanctuary サムイ島・スラートターニー県
・Elephant Nature Park チェンマイ県
・Ayutthaya Elephant Palace & Royal Kraal アユタヤ県
・Pattaya Elephant Village パタヤ・チョンブリー県
象は体は大きいですが、とても優しくて賢く、遊び好きな動物です。記憶力が良く、新しいこともすぐに覚えます。陽気な性格で、水遊びや木、泥で遊ぶのが大好きです。その愛らしい姿を見れば、誰もがきっと心を奪われてしまうでしょう。
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